実行履歴(lait history)
実行履歴の一覧、表示、検索、無効化。
単発チャット・lait chat の各ターン・エージェント・ワークフロー・名前付きプロンプトの実行結果を、
成功したものだけ自動的に記録します。プロンプトだけでなく応答も残るため、後から検索できます。
記録先
履歴はユーザー共通の JSON Lines ファイルに保存されます。
| 条件 | 保存先 |
|---|---|
XDG_DATA_HOME が設定されている場合 |
$XDG_DATA_HOME/lait/history.jsonl |
XDG_DATA_HOME が未設定の場合 |
$HOME/.local/share/lait/history.jsonl |
実行ごとに1行の JSON を追記します。会話セッション(.lait/sessions/)とは保存場所と用途が異なります。
一覧・確認・検索
lait history # 直近の実行を新しい順に一覧表示(既定20件)
lait history --limit 50 # 表示件数を変更
lait history show 1 # 1番(最新)の実行の全文を表示
lait history search 翻訳 # プロンプト・応答の全文検索(大小文字を区別しない)
show/search の番号は一覧に表示される番号(1 が最新)と対応しています。
出力は次のような形式です(日時・モデル名・内容は例です)。一覧と検索ではプロンプトの先頭だけが
表示され、全文は show で確認します。
$ lait history
1 2026-09-04T10:20:30+00:00 chat local-model Rustについて説明して...
$ lait history show 1
timestamp: 2026-09-04T10:20:30+00:00
kind: chat
model: local-model
prompt:
Rustについて説明して
response:
Rustは安全性と性能を両立した言語です。
lait history search <QUERY> も一覧と同じ形式で、プロンプトまたは応答に一致した実行を表示します。
絞り込みと JSON 出力
一覧(lait history)と lait history search は、次のオプションで対象を絞り込めます。複数指定した
場合はすべての条件を満たす実行だけが表示されます。
| オプション | 説明 |
|---|---|
--kind <KIND> |
実行の種類(chat/agent/workflow/prompt)が一致するものだけを表示します。 |
--model <TEXT> |
モデル名に TEXT を含むものだけを表示します(モデルを記録しない workflow は対象外になります)。 |
--since <WHEN> |
WHEN 以降に記録されたものだけを表示します。WHEN には日付(2026-09-01、UTC の 0 時)、RFC 3339 形式の日時、または現在からさかのぼる期間(30m/12h/7d/2w。単位は分・時間・日・週)を指定できます。 |
--json |
一覧を JSON 配列として出力します。各要素は記録された項目に加えて、show に渡せる number を持ちます。lait history show <N> --json は1件の JSON オブジェクトを出力します。 |
絞り込んでも番号は全体での番号のまま(1 が最新)なので、表示された番号をそのまま
lait history show に渡せます。
lait history --kind chat --since 7d # 直近1週間のチャットだけ
lait history search 翻訳 --model gpt --json # モデル名に gpt を含む一致を JSON で
記録の無効化
| 方法 | 効果 |
|---|---|
--no-history |
その回だけ記録しません。チャット・lait chat・lait agent run・lait run・lait prompt run のいずれでも指定できます。 |
lait.config.yml の default.history: false |
既定で記録しないようにします。 |
記録される内容についての注意
記録される項目
各行には次の項目が含まれます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
timestamp |
実行が完了した時刻(UTC) |
kind |
chat、agent、workflow、prompt のいずれか |
model |
使用したモデル。ワークフローでは複数ステップで異なるモデルを使えるため記録されません |
prompt / response |
送信したプロンプトとモデルの応答 |
usage |
サーバーが報告したトークン使用量(取得できた場合のみ) |
記録は実行が成功した場合のみ行われます。lait chat のストリーミングターンで
--show-usage を指定していない場合も、usage は記録されません。トークン数を取得するための
追加リクエストは行わないためです。
機密情報の注意
履歴にはプロンプトと応答が平文で保存されます。API キーや個人情報などを含む内容を扱う場合は、
その実行に --no-history を付けるか、default.history: false を設定してください。設定を変更しても、
すでに保存された履歴は削除されません。